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幻想科学物語

第2章 Z=2 来訪者A





翌日----------------------


ルーチェたちは猫じゃらしと木をひたすら集め、1箇所にあつめる。


それぞれ脱穀組、工作、ほかの食材集め、にわかれ、作業をすすめてた。


ルーチェは脱穀組で、猫じゃらしを一生懸命脱穀してた。


数時間かけて脱穀したものを千空にわたす。
千空は猫じゃらしを潰して水と何かよく分からない粉を掛けて捏ねる。


「ルーチェ、水を沸かせるか?」


「わかった。」


ルーチェは、焚き火に自身がもってた大きい鍋みたいな土器に水を汲む。
その水を大急ぎで火にかける。



ふぅ、と息をつき、昨日の作戦うまくいくのか?と振替る。


いま、みんながこんな大変な思いをしてるのはまたしても千空のとんでもない発言だった。


昨夜、スイカと合流後----------


「名探偵スイカ様のおかげで見えてきたじゃねぇか。お仲間ゲットする為の科学の餌がよぉ。」


「まさか食事つくるのか?」


「科学関係ねぇじゃねぇか。」


コハクとクロムは、キョトンとしている。
しかし、ルーチェはまたしても嫌な予感をしていた。


千空は2人の方に瞳を捉えて口を開く。


「関係ねぇどころか大ありだ。飯=科学だ。そもそもテメーらがいつも食ってる魚の旨味はなんだと思ってやがる。グルタミン酸やイノシン酸だぞ〜」


とそこで、ワン、ワン、と鳴き声が聞こえた。


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