• テキストサイズ

幻想科学物語

第10章 Z=9 科学の光と叡智の陽






2人はそれぐらいなら、ルーチェは村の内診に、ゲンは子供たちの手伝いに行きたいと、千空に伝える。


「だって、おれら、真空管なんてよくわからないし。作り方がわからないなら、ここに居てもお邪魔じゃないかな。」


「あぁ?なにいってやがる。ゲンてめえは資材運び、ルーチェ、てめぇは、最後の仕上げに必要だ。まぁ暫くそこでみてろ。」


そうして、カセキと千空だけで、ガラス細工を作るところからはじめた。
千空は、カセキの手元を確認しながら、2人に真空管について説明する。


「さっきもいったが、電気の世界のギアだ。高熱で電子をぶち飛ばして、電流の向きを揃えたりパワーアップしたりできるっつうやつよ。こいつはケータイの心臓部になる。」


ふたりはほーん、と呟くだけでただ黙ってその後の工程を見守る。


千空はカセキの細工が最終段階に入りそうなところでコハクとスイカでバッテリーを持ってきてもらうよに指示した。


カセキの細工も終わったところで、千空は出来の確認をしてた所に、コハクとスイカが帰ってきた。


バッテリーとスイッチ、電球を手早く繋げる千空。
途中カセキが、普通の電球と同じじゃないの、と零すが、千空が真空管とは中に空気が一切ないこと、そのためフィラメントの熱くなるところにリンを載せることで酸素供給になる、とか解説をおこなった。


解説が終わると同時に、スイッチをいれる。
最初こそ、綺麗に電気がながれ、輝き出したが、すぐにパリンと音をたてて、電球がわれた。


.
/ 363ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp