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幻想科学物語

第9章 Z=8 現代科学の灯火






「ルーチェ、このまえてめぇの村であったことを話してくれた時、復活の研究をしてたっつてたな?」


「…復活した時に村人が全員地球人ではない、とバレてしまうが、人命にはかえられない、と当時の村長の指揮で、復活の実験を行っていた。」


「お優しい村長だことで。で、実際に復活はできたのか?」


「生きている、ということは突き止めれた。けど、石化を解けるような解除魔導や、破壊魔導をつかっても石像は壊れるだけだった。」



(わんちゃん、復活させることができるかも、と期待したがルーチェでもだめか、っつーことは、復活液便りなのは向こうも確定だな。)


コハクたちはどうするのか、と千空をみつめる。
千空にはほかに作戦があったのだろう、ふっとドヤ顔に近い笑顔をうかべる。


「魔導でだめ、となると、先制攻撃をする。楽しい科学の武器をつくってな。」


「「「「なっ!」」」」


「その科学の武器というのはなんだ?」


クロムはうずうずしてるのか、千空につめより大声で聞く。
その他のみんなもゴクリと千空の言葉をまった。


「くくっ。泣いて喜べ!ついに現代技術のご登場だ!石の時代からせっせと作ってきた科学文明が、ついに現代まで駆け上がんぞ。現代戦はこれを制した奴が勝つ。人類200万年最強の武器!」


「核、でもつくるの?」


「違う。人類200万年最強の武器、それは通信技術だ。ケータイを作る。このストーンワールドでなぁ。」


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