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幻想科学物語

第2章 Z=2 来訪者A






翌朝…………


千空が錬成炉から鉄の器をとりだし、出来を確認する。
だが、砂鉄は黒い砂のままだった。


「あーくそ、マンパワーが最優先だ。科学王国民を増やすっきゃねぇ。」


ぜぇぜぇいいながら、どうしたものかと考える。


ルーチェもどうしようか考えていた。というのも、ある程度材料があるので錬金は出来る。


それにいつか、バレることなら自分から打ち明けた方がいいのかもしれない、そう考え、言おうとしたら、千空とクロムが門らしき所にいく。


あわててついてくルーチェとコハク。


2人の行き先には、金髪の少年が寝ていた。
その様子を見てクロムと千空はニヤリとわらった。


「銀狼はほぼげっとだ。」


「ああ、あとは、ほかの人たちだな。よし行けるぜこれは。」


「「マンパワーをゲットする。科学の餌でなぁ。」」


うわぁ、とドン引くルーチェ。
コハクも餌いうな、と冷静にツッコミをいれる。


その様子にやれやれ、と呆れる。


「ともあれ、情報収集がいる。みんながみんな銀狼みたいに金ピカなものに釣られるわけじゃない。」


「あぁ、そうだな。でもどうするよ。」


ふたりが再び考えてるとスイカが手を挙げて、はいはい、と声をかける。


「そういうのスイカが得意なんだよ。スイカはただのスイカになれるからこっそり色んな情報集めれるんだよ。」


そういいながらスイカの姿になるスイカ。
みんなもおお、と驚く。

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