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幻想科学物語

第8章 Z=7 科学と魔導の融合






女子寮についた2人は、そろって向かい合わせに布団の上へと座る。


「ルーチェちゃん、とりあえず、飲み物持ってこようか。なにか飲めば落ち着くかもよ。」


ルーチェはゲンの問いかけに軽く頷くと、竹筒をもって女子寮を出ていった。


ルーチェは胸の中から感じる闇の力にはっとして、胸ポケットに手を入れ、先程ホムラから取り上げたブレスレットを見つめた。


よーくみつめると、そこからは微かではあるが、浄化の力も感じ取れた。ルーチェはもしかして、と思い、慎重にそれでも少しずつ浄化魔導を流すように包み込む。


「プィリフィカ」


そう唱えると、石は割れることなく、その闇の力は消えていった。代わりに、暖かい炎を纏ったエレメント石が現れる。


「ルーチェちゃん遅くなってめんご〜。いや、お水沸かしてたらちょっとおそくなっちゃっ……ルーチェちゃん!?石もえてるよー!?」


ゲンが水を床に置きあわてて石をルーチェから取り上げようとした。
が、ルーチェは、強く握りしめ話さなかったのと、ほんのり暖かい程度だったので、取り上げることは諦めた。


「ルーチェちゃん、それあつくない?」


「暖かい。心が落ち着く。」


「あ、そう。ならいいんだけど。はい、これお湯。暖かいうちに飲んで。」


ゲンからコップを受け取り、1口のむ。すると少しほっとしたのか、先程よりかは表情が緩んだ。
ゲンも同じようにお湯を1口飲むと、口を開いた。


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