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幻想科学物語

第8章 Z=7 科学と魔導の融合






千空の問いになんでもない風を装って答えるルーチェ。
だが、その肩は震えていた。


(信じたくない。あれだけ、村をこの世界にいきる人を助けるために動いてた母が、宵闇の魔導士になった、なんて。とても受け入れられない。あの男の言葉はうそだ、そう思いたい。)


そう心の中では願うも、ルーチェの中で光を放つブレスレットや、先程破壊に失敗したエレメント石を見れば証拠は揃っていた。


本能では抗いたくとも、理性が現実を処理しきったのか、ルーチェはただただ肩を震わせ、ついにそのピンクの瞳から涙を流す。
せめて誰にもみられないように、と顔を下に向けた。


その様子を見守っていたゲンはそっとルーチェの肩を抱き、千空の方へ向いた。


「しばらくルーチェちゃんは休ませた方がいい。混乱しているみたいだからね。」


「あぁ、そうみてぇだな。幸い、ルーチェのお陰で村も無事だ。しっかりケアしてやれよ?メンタリスト。」


「いやぁ、俺も人間相手ならなんとかできるんだけどねぇ。魔導士の精神状態なんて分かんないから難しいかも。でもできる限りの事はやってみるよ。」


千空はふっ、と笑ったあと、ルーチェの頭をわしゃっと撫でて、コクヨウたちと一緒に村へともどった。


他のバトルチームも、コハクがホムラをつれて、千空に続いて村へと戻る。


「ルーチェちゃん、とりあえず、女子寮にいくよ。」


ルーチェは無言で頷いた。そして、ゲンに支えられながら、2人で科学王国へと戻って行った


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