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幻想科学物語

第8章 Z=7 科学と魔導の融合






暫く無言で歩くと、橋の向こう岸が見えてきて、そこには氷月を追い詰める科学王国民のバトルチームがたっていた。


その光景にホムラは追い詰められている、と判断したのか駆け出そうとする。
が、ルーチェによって後ろ手に縛られてる縄を引っ張られ、上手く動くことが出来なかったのか、その場で転んだ。


その音でみんなは気づいたのか、千空たちがこっちをチラ見したあと、すぐに氷月へと視線を移す。


「ほーん、そういうことね。てめぇが考えた陽動作戦はうちの優秀な騎士様によってパァになったっつーわけだ。」


「なるほど。彼女はほんとうに、ちゃんとしてますね。さすが、あの女の娘、というべきですか。ここにいる甘い君たちより徹底してる。」


転んで上手くたてないホムラの首根っこを掴み、再度立たせて歩かせるルーチェ。
千空たちは、ルーチェたちが立ちやすいように、左右へと避けた。


氷月は特に驚いた様子もなく、ただその糸目を薄らと開き、ルーチェをただ見つめていた。


やがて2人の足は氷月の目の前で立ち止まる。しばらくは無言の時間が続いた。


「ホムラ君を縛り上げ、首筋は出血。的確に総頸動脈を狙っての尋問、といったところですか。容姿だけでなく、ほんとうにちゃんとしているところはシーラ君に似てますね。」


ルーチェはこれ以上口を開けば殺す、と言わんばかりに短剣をホムラの喉元に突きつける。


ホムラは苦しそうに呻く。
千空は、氷月の方をみすえて、くくっ、と笑い口を開き始めた。


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