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幻想科学物語

第8章 Z=7 科学と魔導の融合






「さて、まずは名前。なんていうの?」


「くっ……ホムラ。」


「そう、では、ホムラ。まずは、腕輪を没収する。」


そういって禍々しく輝いてる腕輪をその細い手首から取り上げる。
そして、大事に白シャツの胸ポケットにしまい込んだ。


「次。仲間はいる?」


ホムラはぶんぶん、と首を横に振る。どうやら嘘はついてないみたいだ。
ルーチェは短剣を突きつけたまま、尋問を続けた。


「次、氷月と言う名前の人とあなたは、仲間?」


ホムラは黙り込んで、そのまま静かに微動だにしなかった。
ルーチェは頸動脈めがけて短剣の刃の部分をつきつけると、ホムラの首筋から一筋の血液が流れる。
さすがに痛かったのか、ルーチェの方を睨みながらこくりと頷いた。


「そう。最後、仲間は全員、橋の方?それとも、他に別行動してる人がいる?」


「……別行動はわたし、だけ。あとは全員、橋の方。」


ルーチェは、それを聞くとどこからかロープを出し、ホムラを後ろ手に縛り上げる。
そして、頑丈に縛ると、魔導でホムラを浮かせて立たせ、短剣を頸動脈の横に添えた。


「そしたら仲間の方にいく。前を歩きなさい。」


ホムラは苦虫を潰したような表情を浮かべながらも、この魔導士はやはりあの女の娘だな、とか余計なことを考えながらルーチェの言う通りに前を歩いた。


ルーチェは短剣をそえながら、遅れを取らないように歩幅を合わせて歩き出した。


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