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幻想科学物語

第8章 Z=7 科学と魔導の融合






「んで、話ってなんだ?こちとら早く寝て明日の作業に備えたいんだが。」


「氷月、だったか?あの男との決戦、私をはずしてほしい。」


「あ?どういうことだ?」


千空は髪をポリポリとかきながら、ルーチェの言葉に耳を傾ける。
対氷月戦の要として、ルーチェの遠距離魔導も組み込んでいた。
なのに、自分を外せ、と訳の分からないことを言いだした。不思議に思ったのか険しい目つきで千空は質問した。


「私が敵ならどうするか、考えた。そしたら、私の中では2択。
嵐を待つか、司帝国に戻って部隊を編制し直すか。」


「あぁ、だろうな。氷月はというか、ゲンは恐らく前者に誘導するだろうな。」


「そこで、ね。村の総戦力を敵陣営に全部ぶつけると村はどうなる?」


「あぁ?氷月たちの目的は俺の暗殺だろ。村関係な……。村には子供たちやお年寄りがいる。俺たちに勝てねぇ、となると、村の人間引きずり出して人質にする可能性もある、そういいてえのか?」


ルーチェはこくりと頷く。千空はそれはねぇだろ、と思うがルーチェそのピンクの瞳だけで、警戒するに超したことはない、と訴える。


「ほーん、そんで、てめぇを外して村の防衛に回せってか。」


「うん。可能性は低いけど、何も無ければそれでよし、何かあれば対策可能。」


千空はいつもの考える時の二本指を立てて考える。
そして、結論が出たのか、ルーチェの方をみた。


「確かに、村に何かあってからじゃ遅い。ルーチェ、村の防衛を頼んだ。」


ルーチェは千空の紅い瞳をしっかりと捉えて力強く頷いた。


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