第8章 Z=7 科学と魔導の融合
その声をきいた村人はなにやら不思議そうにルーチェを見つめた。
そして1番に口を開いたのはコクヨウだった。
「妖術…あ、いや魔導にも得手不得手があるのだな。」
「それぐらいありますよ。わたしは戦闘部隊だったのでそっちは得意ですが、動力や工作に関する魔導はからっきし、です。」
表面上はみなルーチェのことを受け入れつつもやはり妖術使いということでどこか怖い気持ちがあったのだろう。
それが妖術使いにも弱点があると知ったからか、村人はホッと安堵の息を漏らす。
「さっさと準備すんぞ。ルーチェが無理といった以上、製鉄は交代制で行え。鉄を抑える係もだ。2人1組で焼いた鉄を叩く時に抑えろ。あと鉄鉱石運ぶ時はバケツリレー、つってもわかんねぇか。とにかく、1列にならんで次々と渡していくんだ。わかったな。あと、手ぇ空いてるやつは、全員川で砂鉄拾いだ。特徴はスイカに聞け。スイカ、砂鉄採取のリーダーはてめぇだ。わかったな!?」
おぉー!といって千空の指示通りにみな動き出した。
数時間ほどだろうか、鉄を燃やし、叩いてまた燃やして、そして漆を塗り焼入れが終わると1本目の日本刀が出来た。
千空とルーチェが2人して出来栄えを確認すると日本刀としては十分な分子であることを確認できた。
この調子で作り続ける、スピード勝負だ!といって日本刀の量産をおこなった。
そして、日が暮れて作業を1時中断し、皆を村に返したあと、ルーチェは千空を自室へと呼び出した。
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