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幻想科学物語

第8章 Z=7 科学と魔導の融合





最終確認でルーチェから問題ない、とお墨付きの声を貰ったところで千空は倉庫より何かを運び出す。


みなはメガネについてザワザワと騒ぐ中、千空は村人たちに声をかけた。


「科学の戦闘準備、それだけじゃねぇぞ。」


「おん?あの黒マスクの男、相当な手練だったぞ。なにか科学で対策でもあるのか?」


よっこいしょ、と荷物をおいてから、コハクの方に振り向き、質問に答え、いな、解説し始める。


「あぁ、てめぇらバトル組がお涙流して喜ぶもんがなぁ。職人と魔導士さまの腕のみせどころだ。」


「「う、うん?」」


職人と魔導士といわれて、ルーチェとカセキは顔を見合わせて千空の元へいく。
千空は小声で喋りだした。


「今から日本刀っつう科学の武器を作る。日本刀は鉄をぶっ叩いて伸ばしてを繰り返して作った、鋭い刃だ。工程はほぼをカセキに任せる。で、ルーチェには、製鉄のための釜の温度管理、そして、最後の強化魔導をお願いしたい。できるか?」


「おっほーい!なんだかよくわからんがややこくって面白そうなんじゃい!わし、がんばっちゃうぞい!」


カセキはそういってせっかくきた新しい服を筋肉の膨張により破り捨てる。
一方のルーチェは、目を白黒させて気絶寸前の状態になる。


コハクは2人の反応に呆れながらもルーチェのほっぺを軽くはり、起きろ、とさけぶ。
起こされたルーチェはまたしてもプルプル震えながら、叫んだ。


「だから私は戦闘部隊なの!強化魔導はお気持ち程度、釜の温度管理は絶対無理!わかった!?」


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