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幻想科学物語

第8章 Z=7 科学と魔導の融合






もう少し時間が経つと、スイカと金狼、銀狼、なぜか村人がこぞって科学王国へとやってきた。


千空とルーチェはこりゃ困ったな、と顔をするが、村人たちに暫くそこで大人しくするように指示を出したあと、千空にあらかたやり方を教え、スイカの視力測定を任せる。


ルーチェはルーチェで、金狼の前に立ち、以前スイカにつかった透過魔導にて神経内を覗く。金狼は最初気持ち悪いと嫌がるが、治療のためだ、といえば渋々大人しくした。


金狼の内部検査を終えると同時にスイカの視力検査も終わったのか、今度はスイカの頭部を確認する。
スイカは2回目なのか、ルーチェに身を任せるとあっという間におわった。よくがんばったね、とスイカの頭を撫でれば、スイカはふへへとふやけた笑顔を浮かべた。


そんなこんなしてるうちにお昼が近づいてきて太陽もテッペンまじかに登った頃、金狼のメガネとスイカのレンズ付き仮面が完成した。


金狼が千空からメガネを受け取ると、訝しげに見つめるも、これでボヤボヤ病が治るならと躊躇いなくかけてみた。


「やべぇ、かっけぇ!」


「これでボヤボヤ病がホントに治ったの?」


「問題ない、今までよりもクリアな視界だ。」


「すごいな、妖術…あ、いや、科学は。」


村人たちは初めて見るメガネに目を白黒させている。
金狼はなんどか付け外し、着け心地を試した。


「とりあえず、スイカも金狼も最終チェック。そこの視力検査表の前にたって。」


ルーチェの指示に、2人は言われるまま、視力検査表の前に立ち、金狼から最後の確認をおこなった。


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