第8章 Z=7 科学と魔導の融合
翌朝、日も登らないうちに千空はルーチェをたたきおこす。
ルーチェは目を擦りながら、千空の話に耳を傾けた。
「あ、つまり、金狼も近眼で、メガネないとだめ、ということ?」
「ああ、そういうことだ。だが珪砂がもう少ねぇ。みんなが起きてからチンたらとりにいってたら他に作らなきゃ行けねぇもんが作れねえんだ。だから一緒に来て欲しい。」
「はぁ、わかったよ。ついでにスイカの仮面も新調しないと、ね。」
そうして朝の支度もそこそこに千空たちは薄暗い森の中を移動し、カゴを背負って、珪砂採集へとむかった。
やがて、朝日が顔を出し、そこそこの日差しがさす頃にはそれなりに集まったのか、科学王国の拠点に戻り、カセキからならったガラス作りのコツをいかして2人でメガネ用の分厚いレンズを作り終えた。
「おはよう、千空とルーチェ…って君たちは朝から何をしてるのだ。」
「コハク、おはよう。ちょうど、金狼とスイカのメガネを作っていた。」
「おっほー!朝から元気じゃの。」
「あぁ、おはよ。カセキ、来たばかりであれだが、今から指示出すもんつくってくれねぇか。ちと、急用でな。」
そういって千空はカセキに耳打ちをする。
するとカセキは興奮してまた筋肉を盛り上げて全裸になり、材料をササッと集めてクラフトモードにはいった。
ルーチェはルーチェで以前使用した検査表を取り出し、複製して、ラボの壁に張りつける。
そうして、視力検査コーナーを作り上げたのだった。
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