• テキストサイズ

幻想科学物語

第7章 Z=6 医者と魔導士と科学者と






ターコイズはやれやれ、と頭を抱えたが、宴の準備があるのかジャスパーに、ほらもういくよ、といって促す。


数歩歩いたあとになにか伝え忘れたことがあったのか、ゲンの方を振り向く。


「ゲン、だったね?」


「うん、そうだよぉ。どうしたの?」


「ルーチェのこと、しっかり見張っておきなよ?さっきの見る限り、ありゃとんでもなく抜けてるところがあるね。」


そういって、踵を返し、橋を渡っていった。
ゲンは一瞬ターコイズに何を言われているのか、とぽかんとするが、すぐに先程のルーチェの行動を見て警告しているのだとわかった。


そして宴でもやらかすのでは?と不安になったからそう声をかけたのだろう、と結論づけた。


「勘弁してよねぇ。ルーチェちゃんの年齢知らないけど、医師免許もってるなら俺より年上なんだからさぁ。」


「うん、24歳。」


「そうかそうか、24……ってえぇええぇ、ルーチェちゃんいつの間に。」


ゲンはルーチェが隣いたことに気づかなかったのか、驚き悲鳴をあげた。それを、不思議に思ったのか、こてん、と首を傾げた。


「いつのまに、ってさっき。」


「うそ。全然気づかなかった。てか、ルーチェちゃん24歳なの?ジーマーで?」


「うん。」


嘘でしょ、とまじまじと白シャツと藍色のスカートに身を包んだルーチェのことを見る。
顔立ちはたしかに大人びたような雰囲気だが、身長のせいか、高校生か大学生にしか見えない。


.
/ 363ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp