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幻想科学物語

第7章 Z=6 医者と魔導士と科学者と






ルーチェが眠りについたあと、ゲンはマジックの仕込みや仕掛けを確認し終えた頃にはもう日が沈みかけていた。
外からの明かりが真っ赤に染ってきたことで、夕方の訪れが近いことに気づき、ラボ内を片付ける。


「あ、ルーチェちゃん起こしにいかなきゃ。」


そう呟いてラボから出ると、橋の方から視線を感じたのでそこを向くと2人の影がみえた。ジャスパーとターコイズだ。
その影もゲンを視界に捉え、一瞬顔をしかめた。


けど、科学王国の拠点にいるということは少なくとも知り合いなのだろと判断して警戒しつつもゲンに近づき、ジャスパーが話しかけた。


「貴様は確か…」


「あ、どーも。あさぎりゲン、ゲンって呼んでくれたら嬉しいなぁ。
君たちは村の人?ここに千空ちゃん達はいないけど?」


「それは知っている。ルーチェ、だったか?白髪の妖術使いはここにいるか?」


白髪の妖術使い、そう言われたことにゲンは少し苛立ち、目つきを険しくする。


「あぁ、ルーチェちゃん、ね。彼女なら、仮眠とってるよ。何か用?」


ジャスパーとターコイズは顔を見合わせた。というのも、ルリを救った功績と村への歓迎として、ルーチェも宴に招待しようということになったのだ。


しかし、ここ1週間、ルリに付き添わせてルーチェがろくに休んでいるところを見た事がないのも事実で寝てるならそっとしとくべきか、と悩む。


そこへ、後ろから足音がノソノソと響いてきた。


「ジャスパーさんにターコイズさん、どうしたの?」



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