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幻想科学物語

第7章 Z=6 医者と魔導士と科学者と






「あぁ、俺の話よりも重要なことがある、そうだろ?ルーチェ。」


「話をしなきゃいけない、って…誰にだ?」


「…ゲンに聞きたいことがある。あなた達は千空と繋がりがある。
千空の話、聞きなさい。」


夜またくるから、と告げて村長の家からでていき、ラボへと向かって歩きだした。



橋をわたり、ラボの入り口に到着し壁をノックする。
が返事が聞こえず、ラボ内を見渡しても人がいない。


(ゲンはどこにいったの?てっきりここで待ってると思ってたのに。)


「おっつぅー、ルーチェちゃん。」


ルーチェは周りをキョロキョロ見つめていると、後ろから間延びした口調の声が聞こえてきた。
ルーチェは驚きのあまり机の方にどびのけた。


「ゲ、ゲンか。びっくりした。」


「あっははは、どいひー。そんなに驚かれるとは思わなかったよ。」


「後ろからは、卑怯。」


恥ずかしかったのか少し顔を赤らめ、斜め下をむく。
ゲンはからかうようにクスクスと笑い、ルーチェの方に詰め寄った。


「あれぇ、ルーチェちゃん、もしかして恥ずかしいの?顔真っ赤にしちゃってかわいい。」


「……大人をからかってないで、はやく情報よこしなさい。」


「おれも19歳なんだけどなぁ。ルーチェちゃん身長のせいだと思うけど俺と同じくらいっしょ?」


ゲンの軽口を無視し、本題にはいれ、とゲンの方を睨むと、とルーチェちゃんはせっかちだなぁ、と一言呟いて、ヘラヘラした表情から真剣な表情へと切り替えた。


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