第7章 Z=6 医者と魔導士と科学者と
「い、いしがみ、むら?」
千空はこの村の名を告げられた時、驚いたように目を見開く。
そして、周りを見渡すと、ルリと視線があい、ルリがこちらにむかって頷いて口を開く。
「そうです。千空。あなたの名前は石神千空。私はあなたのことを遥か悠久の時より知っています。」
「は?」
話は中で、ということで村長の家に招かれたルーチェと千空は村のことについて話をきく。
この村はだいぶ昔に作られたこと、巫女が百物語を語り継ぐことで村人たちがこれまで生活してきたこと、そして、この村の創設者が千空の父親からとっていることなどなどを説明した。
千空はなにやら腑に落ちたのか、ははーん、とルリをまじまじとみつめる。
「そういう事かよ。やっと話が繋がったわ。地球上の人類が石化したなら最初にこの村を作ったのはだれか、コハクやルリにどう見ても海外の血が混じっているのはなんでか。一気に謎がとけた。」
「いや、すまない。一切わからんぞ。」
「おうよ、俺もだ。てか、ルリは千空のこと知ってたのか?」
「くは、大方巫女の伝承話に俺が出てくんだろ?俺が。」
ルリははい、と頷く。
「こっからは長くなりそうだな。なんせこの村を作った創設者、石神百夜は俺の親父だ。こうなった以上、俺のこともここにいるヤツらに説明しておかねぇとな。」
「…私はラボに戻る。」
ルーチェはそう言って入口の方へと向かっていく。クロムとコハクは止めようとするが、それを千空がとめた。
.