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幻想科学物語

第7章 Z=6 医者と魔導士と科学者と






1週間後-------


ルリの容態もよくなり、外へ出たいといいだした。
ルーチェもバイタルチェックを終え、咳もおさまったことから少しなら、と外出許可を出す。


村人と科学王国民が見守る中、ルリは村の外へと降り立った。
その姿に感動したのかコクヨウは涙をボロボロと流し、泣きわめく。


「る、るり…」


それに釣られるかのように村の人たちやコハク、スイカも涙をながす。
ルリは静かに涙を流すコハクをそっと抱きしめながら、クロムの方を暖かい視線で見る。
クロムもよかったな、と言わんばかりに視線で返した。


そして、コクヨウと2人でルーチェと千空の方を見ながら、笑顔をうかべる


「もう何年ぶりかも忘れました。村の外に出たのも、走れるのも!」


そういって、その場を駆け出した。
ルリが走り出したことをみたのもコクヨウが驚きながらも嬉しくおもい、2人にお礼を述べた。


「千空、ルーチェ、ありがとう。ルリが治ったのは2人のお陰だ。感謝する。」


「くくっ、礼を述べられるような事じゃねぇよ。」


「やるべきことをやった、それだけ。」


そう2人は軽く返す。
まだはしゃぎ足りないルリを病み上がりだから、とルーチェが手を掴んでみなで村にもどった。


そして、村人たちを集めると、千空の右腕をつかみ、挙手させ、声高らかに宣言する。


「皆の者、千空、この男こそ、今日から石神村の新しい長だー!」


と宣言すると、村一帯に歓声が沸き起こった。
ただ1人を覗いては。

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