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幻想科学物語

第1章 Z=1 魔導士R





「もも、たろう?」


「桃太郎だよ。お話なんだよ。」


「きびだんごで、くま、ライオン、ゴリラ、ワニ、を仲間にして鬼退治に行くって言う話だよ。」


「全然ちげぇわ...ワイルドすぎるだろ。」


おとぎ話。つまり童話ということでいいのだろうか、と不思議そうに首を傾げる。


「知らない。桃太郎。」


「ふぅん。」


千空は改めて、ルーチェの方みて、二本指を立てて交差させる。
彼が考え事する時のポーズらしい。


(白髪に、ピンクの瞳。喋り方も単語ばかり。石化以前に日本に来た外国人か?日本語に不慣れなのか?それなら...)


「You never did tell me your name.I'm Senku・Is.
(名前を聞いてなかったな。俺は千空。)」


「私はルーチェ。日本語、聞き取れる。慣れない、だから、短文になりがち。」


よろしく、と軽く頭を下げると、千空も、短く、あぁ、と答える。


コハク、クロム、スイカは、千空がなんて言ったのかわからず、千空に尋ねると、英語という言葉で自己紹介しただけだ、と返した。


クロムは、ポカーンとして千空とルーチェを交互にみる。


(ルーチェ、だったか?こいつも英語?わかるのか。
つーことは、復活者なのか?科学使い、には見えん。いったいなにもの…)


「おう、砂鉄、沢山いるんだ。とっとと集めて鉄作るぞー。」


千空の声掛けに、雑談もそこそこに砂鉄拾いを再開した。


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