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幻想科学物語

第1章 Z=1 魔導士R





「砂鉄、見つけた。」


「お、おう。」


俺に渡されても、と思いながら受け取るクロム。


ルーチェはくるっと回って少し下流の方にないか探す。
クロムは暫くその様子を眺めてたが、やがてルーチェの方に向かってあるきだす。


「おい。」


ルーチェは作業を止め、クロムの方を向く。


「入れ物、ねぇんだろ。一緒にやろうぜ。」


そういって、ルーチェの反応を待たず、ルーチェの近くで砂鉄集めを再開するクロム。


コハクはひょいひょいと拾い、スイカはどんぶらこ〜どんぶらこ〜と言いながら拾っていた。
その声を聞き、クロムはスイカの方を見て叫ぶ。


「桃太郎かよ!」


「あ?ドラ○エやモ○ハンは、知らねぇのに桃太郎は知っている?誰に聞いた?」


「ルリねぇからだよ。」


3人は、私もルリねぇからはめっぽうお話を聞いた、とか、野生のゴリラだの桃太郎の事でもりあがっている。


ルーチェは、盛り上がってる3人を確認し、岸辺の方へと向かい、そっと呪文を唱える。


「ドライ・ウィンディア。
コピーニング。」


そう唱えると、ふんわりと辺りに風が吹き、濡れてた靴や靴下の上をそよそよと動く。


そして横には空の入れ物が現れた。


入れ物をたすき掛けして拾った砂鉄を素早く入れ、何事も、無かったかのように砂鉄を拾いを続けてた。


「そいや、おめえも、桃太郎しってるのか?」


川で拾ってたら、突如千空に聞かれるが、聞きなれない単語で首を傾げた。




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