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幻想科学物語

第1章 Z=1 魔導士R





コハクに撫でられ最初は口元を嬉しそうにしてた。
が、すぐに少し悲しげなしょんぼりした様子になる。


「スイカはね、お手伝いがしたいんだよ。
いつもこんなもの被ってるからお役に立てないんだよ。
きっと大人になっても変わらないんだよ。
だから、困ってる人がいたら助けてあげたいんだよ。」


スイカは川に手をつけて砂鉄を探しながら悲しげな声でみんなに伝える。


そして砂鉄を見つけたのか、それを拾い、千空に向かって差し出す。


それを見た千空は、ふっと、笑い、少しだるそうにしながらも、スイカに向き合う。


「あー、御託はもういい。
実におありがてぇ。科学王国は来る者拒まず。猫の手も借りてぇんだ。」


ふっと笑ったあと、チラッとルーチェの方にも視線を送る。


「2人も集まったんだ。砂集めが捗りそうだ。
頼むぜ、お二人さん。」


そう言いのこし、川の上流の方へいく。


スイカは、仮面のこと聞かないでくれた、とか優しい人なんだ、とかぶつくさ言いながら砂鉄拾いを始めた。


溺れるなよーと、注意して2人を見送る。
クロムと呼ばれた男はルーチェの方をみながら、コハクに話しかける。


「スイカは、わかるけどよぉ、コイツ、いいのか?」


「クロム、今のところ敵意はない。それに黒い砂のことを知っていたみたいだしな。」


「ふぅん。」


2人が話している間、ルーチェもその辺の川底を見ながら砂鉄探しをしていた。
何個か見つけ、クロムたちの元に渡しに行く。


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