第28章 下着✿番外編
ナカに入ってきた指はすでに1本の質量ではなかった。
ぐちゃぐちゃとナカを掻き混ぜながら親指で陰核を押し、はよイってと耳元で囁かれる。
その声で私は達してしまった。
「なぁ、見て見て?めっちゃちんこ濡れとる。美影からもらったパンツ、カウパーでびしょびしょにしてもうた。」
指を引き抜いた彼は私の顔の上に跨り、ソレを見せてくる。
先からだらだらと先走りが顔に垂れてきた。
「どうするん?これ履いたまま挿れて欲しいんやろ?やけど、今こんまま挿れたら絶対中出ししてまうわぁ。」
脱がせと言っているんだろう、ゴムに指を掛けると彼はゆっくり立ち上がっていく。
脱ぎ終わると私の手からそれを奪い、ほらびしょびしょと顔に擦り付けてくる。
「あーこれやなくて、こっちがええんやっけ?」
下着をその辺に投げ捨てると陰茎をぺちぺちと頬にあててから、唇にヌルヌルと擦り付けてゆっくり離す。
糸を引いた液体が、私の口から零れている唾液なのか、宗四郎の先走りなのかわからなかった。
「い、いれて…おねがっ…そしろ、が、ほしっ…!」
「宗四郎の何が欲しいん?ちゃんと言葉で言うて。」
そんな私が欲しいって顔してるくせに、余裕がないくせに…まだ意地悪する余裕あるんだ。
はよ言うてと頬に先を押し付けてきた。
「これ……この、おっきいおちんちん、ほし…。」
「ふふっ、よく言えました。今挿れたる…僕ももう限界や。」
ナイトテーブルから避妊具を出して素早くつけていく。
足の間に入ると足を持ち上げて少し入り口に擦り付けてから、一気に沈めた。
「はぁ…あっつ……美影、まんこ熱くしすぎやで。あと、そないに締め付けんでっ…めっちゃヒクヒクしとる。」
一気に沈められたから、挿れただけでイってしまった。
少し笑った彼は腰を折り指を絡めて握って、激しく口付けを交わす。
唾液と共に舌が絡んで、腰が動き始める。
キスをしたまま揺さぶられて、だらしなく唾液を零しながら鼻にかかった声を上げた。
上顎を擽りながら唇が離れて、だらだらと垂れてくる唾液は飲み込むことも出来ずに口の端から零れ続ける。
「イっても止めへんからな。僕がイくまで絶対止めへん。気張りや。」
肌がぶつかり合う乾いた音と激しい水音が響き続けた。