第28章 下着✿番外編
本当に止めてくれない…もう頭が真っ白で口は閉じなくて、何も見えてない。
「美影、嫌や…起きてっ!僕が、イくまで、起きとって!っ、はっあっ…好きなんやっ、やから、ちゃんと僕のこと、見とって!」
腰を振りながら頬を軽く叩いてくるので、飛びそうになる意識が戻される。
イくイくとギラついた瞳で射抜き、汗をかきながら熱い吐息を吐く彼は、どんなものよりも美しく甘美で妖艶だった。
「んっうぅ!ああっ、あっ、んぅ…!そしろ、あんっ、すきぃ、あ…あんっっ!!」
「っ、はっ…僕もっ、愛し、とる!あ、くっ!」
私の上で脱力した彼は、耳元で呼吸を整えている。
少しの間そうしていると自身を引き抜き処理をした。
さすがにこれ以上はしないようだ、あまりにも激しくすぎて、宗四郎も限界なのだろう。
「もうあかん…綺麗にしてあげられへん。今日は勘弁してや…こんまま寝よ?」
「ん、大丈夫だよ…。」
隣に横になり肩を抱きながら目を瞑っている。
好きやよと耳元で囁いた彼はそのまま謝り、眠ったようだ。
もう絶対煽ったり攻めたりするのはやめよ…こんなの、私の身体が持たない。
起きたら、ご飯やケーキは作れるだろうか…そんな不安を抱えたまま、私も眠った。
___________....end.