第28章 下着✿番外編
また前を向いた彼に抱きついたまま、また別のものを差し出す。
「あと…これも履いて欲しい…。」
「え…なんこれ?」
受け取ったものを両手で広げて固まった。
ごめん、こんなもの渡して…でもちょっと気になっちゃって…。
「これ、ケツも先っぽも出るやん!なんや、めっちゃえろいもん買うてくれたな。ええよ、履いて欲しいんやろ?」
優しい…こんなの履いてくれるなんて。
嫌だったら無理しないでと言うが、嫌やないよと立ち上がって服を脱ぎ始める。
「履いたで!なんや、めっちゃ恥ず……は?」
履き終わり振り向いた彼は私を見たまま固まった。
だが途端に舐めるように見られて不適に笑う。
「へー…しよか……って、ちょまて!これ恥ず過ぎるて!なんで布あるだけでこんな恥ずいんや…。」
上を向いて亀頭が完全に見えてしまっているモノを両手で隠して、耳まで赤くしている。
彼の元に向かい、隠している手を掴んで昂りを露わにさせる。
「ほんまに恥ずいて…。」
「やっぱ嫌だったかな…。」
「ちゃう…僕の理性なくしてや。」
テレビや電気を消して寝室に連れていく。
ベッドに押し倒して陰茎を緩く扱きながらキスをした。
舌を絡ませていると主導権を握られそうになるので、ダメと言ってまた絡ませる。
「んっ……ダメだってば。」
「何があかんの?」
今日は私が全部するのと言えば、それは聞けへんとまた口付けて、激しく口内を犯された。
後頭部を押さえる手が緩んだのでなんとか顔を上げて唇を離す。
唾液がだらだらと彼の口に垂れていた。
「そんなんで出来るわけないやん。僕に気持ちよくされとき。」
顎等に唾液が垂れるのも気にしないで喋るので、なんとかそれを舐め取った。