• テキストサイズ

あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第27章 浮気?✿番外編


「美影、帰ろ…帰ったらなんでも聞くから…美影が知りたいこと全部答える。せやから、行こ。」


私の手を取って引く彼の方は見ずに腕に力を入れた。


騒ぎ出す鳴海隊長をキコルちゃんは引き摺り部屋を出ていく。

2人きりにしないで…。


「帰ろや…僕らん家帰ろ。ごめん…やから、一緒に帰ってくれへん?」


家で話そうと言ってくる。

ここだと邪魔が入るから嫌だというのか。

今は2人きりにされたのだから、誰も来ないと思うが…。


また帰ろと言って後ろから抱き締めてきた。


「好きだよ、顔見せて?」


黙って何も答えないでいると胸に手をあてて笑い始める。

それでも無視していると未だに笑っている。


「可愛ええね、ちゃんとドキドキしとる。」


言うてくれへんくてもちゃんと気持ち伝わってくると頬にキスをされた。

もっと心臓がうるさくなる。


無理やり立ち上がって扉に向かうと彼もついてきてまた手を繋いだ。

キコルちゃんにお礼を言ってそのまま家に帰る。

/ 591ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp