• テキストサイズ

あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第25章 とある一週間✿番外編


医療棟につき検査を受けて終わると、結果が出るまでベッドで休んでてもいいと言われたので、ベッドの上で蹲りながら疼きに耐える。


「大丈夫か?ほんまにきつかったら言いや、楽にしたるから。」


今すぐ楽にして欲しい…でもここじゃ出来ない。

それに、宗四郎さんは本当は私に触りたくないだろう。

そのまま耐えることにした。


その後も耐え続けていると検査結果が出て、蜂蜜が原因だと言うことがわかった。

蜂蜜には媚薬成分が入っていないのだが、ホルモン濃度を調整する成分や、性的興奮時に血流を増加させる成分がはいっているらしい。

だが、媚薬成分は入っていないので普通はこんなことにならないのだが、私が口にしたものは怪獣が作った蜂蜜なので、その怪獣は体内に媚薬成分を持っているらしく、蜂蜜に大量に混じっていたようだ。


効果を薄めるには水分をとって発散することだと言われたが、私はそのまま耐えることにした。

時間が経てばそのうち治まるだろう。


先程よりも楽になったので寮に戻ろうとすると、宗四郎さんに引き止められる。


「来るか?」


甘えてしまいたい、でも今はやめとこうと、首を横に振った。


寮の部屋に戻ると、キコルちゃんたちに心配されたが、大丈夫と言ってベッドに横になる。


結局、疼きが治まることなく一睡も出来ずに朝を迎えた。

/ 591ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp