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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第24章 保科の休日✿番外編


宗四郎さんに連れられてやってきたのは、立川防災館。

防災館の中には亜白ミナ狙撃体験やバーチャル保科宗四郎、保科副隊長の常設展示には過去に使用していた武器の実物があったりと、色々な物があった。

是非、バーチャル保科宗四郎は体験したい。
武器も隅々まで見たい。


目をキラキラさせていると宗四郎さんにチラッと見られ、そんな私を彼は鼻で笑った。


「それではお願いしていたサインを壁に…。」


「気ぃ乗らへんわ、スター気取りみたいやん。」


「だってスターですもん。」


「いいから黙って書け。」


館長さんにサインを書いて欲しいとペンを渡されている。

すると、先程の大きな男性が現れた。


その男性は私たちに今期の新人隊員だなと話しかけてきた。

どうやらこの男性は防衛隊の機関紙らしい。
元第3部隊所属で今はこの防災館の副館長していると言う。


すぐに私たちは謝り敬礼をした。

直ってよしと言われたので腕を下ろすと彼は私を見てきた。


「お前、さっき保科といた…。」


「はい!新人の三浦美影です!先程はどうも…しっかりと挨拶出来ず、申し訳ありませんでした!」


ほう…と手を顎にあて全身を舐めるように見られた。

なんだ?


首を傾げていると子供たちがその男性に群がってくる。

見た目は怖いけど、子供たちが懐いているということは、絶対いい人だ。


どうやらこの子たちは、リニューアルの内覧会に招待した近所の保育園の園児らしい。


「みんな、このお兄さんお姉さんたちが、展示の遊び方教えてくれるで!なんでも聞いてや!」


その為に私たちを連れてきたのか…。

子供たちは嬉しそうに歓声を上げた。

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