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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第24章 保科の休日✿番外編


「……なんでっ…!!」


明日、同期のみんなと宗四郎さんは休みなのになんで私だけ休みじゃないんだ!

少し前までずっと医療棟に籠っていたし仕方ないとは思うが、宗四郎さんと一緒に過ごしたかったな。


「美影、あんたは休みじゃないんだねぇ。」


キコルちゃんがニヤニヤしながら煽ってくる。


「みんなに遅れた分取り返して、追い抜いてやるから!」


悔しくなってぐぬぬと歯を食いしばりながら拳を握った。


その時、通信機から亜白隊長の声が聞こえてきて、隊長室に来るよう言われたので、了と返して隊長室へと向かう。


隊長室に入ると、亜白隊長はニコニコしていた。

いや、普段とあまり変わらないかもしれないが、なんとなくそんな気がした。


「三浦、君には明日、とある任務に出てもらいたい。」


とある任務?なんだろう…その笑顔で変な想像をしてしまうんですが…。


「明日は保科が休みなんだが、おつかいを頼んでいてな。それについていって欲しい。」


ついていく!?宗四郎さんと一緒に過ごせるチャンスでは!?


「是非!その任務承りました!ありがとうございます!了!」


あまりの嬉しさに興奮してしまうと笑われてしまった。

しかしそれは私は休みではなくていいんだろうか?そんな夢のような空間にいて給料が貰えるなんて…。


まだ宗四郎さんには私も行くことを伝えていないらしく、驚かせようと思い、伝えないままにしてもらった。


意気揚々と隊長室を出て、若干スキップをしてしまう。

宗四郎さんと一緒、明日は宗四郎さんと一緒。

声に出していないだけましだろう。

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