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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第4章 夜明けの相模原掃討作戦


自分で斬りつけてしまった彼女を抱えて後方にある簡易テントに向かう。


何故あんなことをしたんや?


通信機で彼女の容態を伝え、準備をしとくように指示する。


簡易テントがある場所につくと、すぐに後方支援の者が来て彼女を預けると、応急処置が始まった。

ここにいても出来ることはないので、みんなが身体を休めているところに向かう。


地面に座り、怪獣8号のことや彼女のことをボーッと考えていると、亜白隊長に話しかけられた。


めっちゃダサいとこ見られたぁと言うと、なんの記念かはわからないが写真を撮られた。


8号のことを話していると半端ない声量の斑鳩から報告が入る。
9号が発見時、人間の姿をしていたと。
怪獣が人に化ける…そないなことあってたまるか。
そんなん、誰が怪獣か人間かわからんやないか。


「もう1つ。三浦の報告を。なにがあった。」


不意に彼女の名前を出され驚いてしまったが、顔には出さず答える。


「僕の命令を無視し、怪獣8号と交戦中の僕の元に来て、8号を庇うように僕の攻撃を受けました。意識不明の重体です。」


「何故庇った?」


「わかりません。」


亜白隊長はそうかとだけ言うと、僕に休めと言いいなくなった。

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