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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第21章 群発災害


通信機で彼に連絡をすると、すでに戦闘中だった。
急がなきゃ…。


向かっている最中に小此木さんからの連絡があった。

5体同時に識別番号がつく大怪獣が現れたと。


「美影聞こえるか?僕の方には来るな。」


「それは副隊長命令?それとも…宗四郎がお願いしてるの?」


「……副隊長命令や。」


聞いたとしても、結局はいけないのをわかっているのに…。


悔しかった。
私はまだ彼の隣では戦えないのか、足手まといなのか…。


その時、宗四郎ではなく亜白隊長の声が聞こえた。

今、宗四郎と一緒にいるのか問われた為、一緒ではないと答えた。


「三浦副隊長補佐官!補佐官として副隊長を援護しろ!」


「っ!了!」


その後、小此木さんからも連絡があり、宗四郎のところにも識別怪獣がいると報告を受けた。

なんとなく気付いていた。
宗四郎が理由もなく来るなと言うはずもない。
亜白隊長がいきなり援護をしろと言うはずもない。


小此木さんから場所は聞いた。


「小此木さん、リミッター解除を申請します。」


許可が出たのですぐに全解放して、全速力で彼の元へ駆ける。

小此木さんに急いで欲しいと言われた。

あの宗四郎が苦戦しているらしい。


地面を蹴る足に力が入る。

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