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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第21章 群発災害


「てか、なんであいつなんだよ!ボク様というお兄ちゃんがいるだろう!?第1部隊の隊長だぞ!?現代最強だぞ!?あんな腐れオカッパよりボクの方がいいだろう!?今からでもいい!ボクを選べ!!そして、金を貸せ!」


え、いきなりなんなんだ。

第1部隊、本当にこの人が隊長で大丈夫?


キコルちゃんが呆れた顔で鳴海隊長を見ている。

まさか、キコルちゃんにまで金を貸せと言ったのか!?


お兄ちゃんなのに旦那さんを捨ててあなたを選べと?どういうことだ。


「とにかく、私は宗四郎以外は選びませんから。それに…あなた、隊長なのにお金ないんですか?どうして、副隊長の宗四郎の方が持ってるんですか…。」


絶対、宗四郎より多くもらってるはずなんだが…。

あ、オタクはお金がかかるんだっけ。


未だに駄々をこねる鳴海隊長に呆れてものも言えない。


「そもそも!遊び人のオカッパよりボクの方がいいだろう!?」


「もう遊び人じゃないです!!取り消してください!!彼は私だけを見てくれてます!!」


遊び人と言われカッとなり、怒鳴ってしまった。

だってもうそれは、過去の話なのだから。


本気で怒っている私に鳴海隊長はしゅんとしてすまないと謝った。


もう訓練始めましょうと言って精神同調をさせる。

鳴海隊長は前髪を掻き上げ、戦闘モードに入る。

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