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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第21章 群発災害


宗四郎と別れて有明基地の中に入り、ナンバーズに着替えて強化装甲演習室に入る。


「美影、2連休はどうだった?ずっとオカッパといたんだろう?」


「え?あ、はい。一昨日は両家顔合わせをして、昨日はドライブデート?してました。」


ついあれがドライブデートだったのかわからなくなり、首を傾げてしまった。

確かにドライブはした。
2人で出掛けたのでデートだろう。

しかしあれは…そういうプレイだと言われればそうだろう。


「あ、それと…オカッパではなくて、彼は保科宗四郎です。あ、私も保科だ。」


そうだ、私は保科になったんだ…。
嬉しくて頬が緩む。


「惚気ならいらん。要求は一つだ、喧嘩して破局しろ。鬱陶しい惚気ならいらん。」


は?
かっこつけてるつもり?

前髪を掻き上げて見下ろしてくる。

ただ、最低なことを言っているだけじゃないか。


というか、惚気じゃなくて、彼には保科宗四郎という名前があるのだから、オカッパじゃなくて名前で呼んで欲しいだけなのだが…。


何を言っても無駄だと思い諦めた。

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