第20章 結婚
少し経つと私を抱えてベッドまで連れて行き、ちょっと待っててなとまた戻った。
「美影、スポドリ。ここ置いとくな。」
すぐに戻ってきた彼はスポーツドリンクをナイトテーブルに置いて反対側に潜り込んで、毛布に包まった私を抱きしめてくれる。
彼の胸に額をくっつけ、苦しくて口呼吸になってしまう。
鼻が出ているわけでも詰まっているわけでもないが、苦しい。
「あ、生理…に…。」
「うん、早いな。腹も痛いやろ。」
どうやら、生理周期がすでにバレているらしい。
背中を擦って寝れるか?と問いかけてくる。
声、優しいなぁ…。
頷いておやすみと言い、目を瞑った。