第20章 結婚
一応、全部の部屋を掃除したのだが2時間程でおわり、どこの部屋も比較的綺麗だったので、いつ掃除してるのかと疑問になった。
一番大変だったのは、ソファを運ぶことかな…。
ソファを寄せて、いつ買ったのかわからない大きいテーブルを出してクッションを7個置いた。
なのでソファやテーブルは寝室に運んだ。
保科隊長も来れると思わなかったので、私の方と人数が合わなくなるな…まぁいいか。
「めっちゃ腹減ったあ…はよシャワー浴びて出ようや。」
確かにモンブランだけなのでお腹が空いてしまった。
シャワーを浴びて、ファミレスに行くと言うので、カジュアルな服装で家を出た。
ご飯を食べてジュエリーショップに向かっていると、宗四郎がソワソワしてずっと私の方を見てくる。
どうしたのと聞けばえーっと…と言葉を詰まらせるので首を捻る。
「また、過去に抱いた女、とか言うの?」
あからさまに動揺したので笑ってしまった。
何人も抱いてきたのに、そんな覚えているものなのか。
「ごめん〜、怒らんでぇ…。」
「ふふっ、怒ってないよ。堂々としてなよ、私は大丈夫だから。」
ほんまに?と眉を下げてくるのでほんまにと返すと、普通に歩き出した。
あの人か…チラチラこっちを見てきてる。
というか、宗四郎の好みわかりやす。
みんな綺麗なお姉さんじゃん。
私、綺麗でもなければ、お姉さんでもないんだけどな…。