第20章 結婚
家についてお風呂を沸かし、ソファで適当にテレビをつけて見ていた。
「あーほんまにセックスしたい。誕生日はしたいやん?」
「え?する?」
しやんと言って横になり、私の膝の上に頭を乗せる。
どうしてしないの?と肩を撫でながら聞く。
「声枯れてるやん。……セックスのこと考えて濡れた?」
なんですぐそんなこと聞いてくるの…。
濡れてないと言えば、確かめさせてやと言って起き上がりスカートを捲って手を忍ばせてきた。
なんでそんなすぐえっちなことばっか…。
下着を横から捲り割れ目に指を押し込んでくる。
「濡れてるで?」
「えっ!?嘘じゃん!」
絶対濡れていないと思ったのだが、割れ目の中で彼の指がヌルッと動いたので、恥ずかしくて顔が熱くなり手で顔を覆った。
太腿を触ったからだと適当に理由をつけて彼を睨めば、笑いながらそうかそうかと言ってくる。
くちゅくちゅと音をたてて少し撫でてから指を引き抜いて、ほらと指を見せてきて私が濡れているのを確認すると、その指を口に含み舐める。
「なっ!?トイレ行ったからやめてぇ…。」
「ははっ、そんなん気にせぇへんて。」
私が気にするんだよ…。
そろそろお風呂に入ろうと立ち上がり、実家から持ってきた荷物の鞄の中からメイク落としを持って彼についていく。
浴室に入ると先に服を脱いで入っていった宗四郎が髪を洗っている。
ワックスで固めていたのだろう。
私もスプレーを使ったのでシャンプーしないと…。
後ろから抱きつくと彼の身体が少し跳ねた。
「びっくりしたやん。あーおっぱい気持ちええ…。」
すぐおっぱいって…私ばっかり恥ずかしい思いをさせられるから、お腹に回した手をそのまま上に滑らせて、胸筋の先にあるものを指で弾いた。
「っ…えっちー……あっ、こら…そんな触ったらあかんて、くっ…勃ってまうやん。」
キュッと摘んでコリコリと捏ねると、泡が着いた手で腕を掴まれたので、今はやめてあげる。
掴まれた腕をそのまま引っ張られて頭からシャワーがかかる。
君も洗いと言われたので、水分を含ませてシャンプーをしていく。