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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第4章 夜明けの相模原掃討作戦


ボーッとそんなことを考えていると、副隊長が動き出した。
急いで後を追う。

下に降りると、日比野先輩のところへ行くようだ。


諦める気になったかの話しかけている。
先輩に隊長と同じくらい出来るのかと聞かれ、無理やとおちゃらけて返していた。

どうやら、狙撃武器の解放戦力が低いから大型相手だと、亜白隊長には敵わないらしい。


その代わり、小型から中型にかけてはと喋り始めると、上から飛んできた余獣によって彼の姿が遮られた。


倒そうと刀を構えた時には、怪獣は斬り刻まれて崩れた。

これは…あの時、助けてもらった時と同じ…。

今の私でも、彼の太刀筋は見えないのか…。


「僕の方に分があるかな。」


副隊長の家系は室町から続く怪獣討伐の家系で、刀の方が得意だと言う。


「隊長、副隊長クラスは、部隊の最大戦力やからな、個性に合わせた専用装備が用意されるんや。」


その時また亜白隊長の砲弾が撃ち込まれた。


亜白隊長から通信があったらしく、それに了と返していた。


本獣の死骸に残った余獣が溢れ出すらしく、私たちはこれからが本番だと言った。


また建物の上に戻り、下を見る。
ありえない程の余獣がこちらに向かって進行してくる。


「さぁ皆の者、大詰めや!あれ蹴散らしたら、帰って美味い朝飯食おう!」


あれを……。
正直、結構疲れてます…。

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