第20章 結婚
浴室まで抱きかかえられてベビードールを脱がせられると、そのままシャワーをかけられ洗われていく。
顔にかけられた精液も綺麗に流すと、陰部に手を這わせヌルヌルしなくなるまで、擦られる。
けど、触られて気持ちよくて溢れてきてしまう。
自分で洗えと言われて、擦っているとヌルヌルしなくなったので手を引き抜くと、バスチェアに座らされた。
彼は自身の身体を洗い終わると私の前にしゃがんで、腕を優しく掴んで見上げてくる。
「もう泣かんでええやん。もうなんもしとらんよ?ごめんて、可愛過ぎて虐めたなるねん。……もう…ほんまごめん〜泣き止んで〜。」
抱きしめてきて頭を撫でてくれる。
「宗四郎に、気持ちよくされるの、すき…激しくされても、いっぱいイかされてもいい…でも、意地悪はやだぁ…冷たくしないで……。」
冷たくしてないと言われるが、どうせ自分じゃわからないだろう。
それほど、些細なものだから。
それなのに、嫌だと言って泣いてしまう。
私、こんな泣き虫だったっけ…防衛隊なる前はこんな泣いてなかったはず…。
「もう君、めんどいんやけど。そんな泣かんでいいやん。激しいの嫌言うてたくせにまた……ほんまにさぁ、僕冷たしてないし。確かに、君がろくな抵抗もせずに他の男に触らせたんには、イラついとるけど…。」
それでも冷たくはしてないと吐き捨てられる。
めんどいってなに…?
確かに面倒臭いだろうけど、そんなはっきり言う?
彼の胸を押して引き離せば、溜め息を吐いて離れた。
抵抗してないんじゃなくて出来なかったのだと言っても反応はない。
宗四郎みたいに求めてないもん…。