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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第20章 結婚


そのまま目を瞑ってどのくらいか経ったが、彼が来る気配がないので寂しくなり、またリビングに戻った。


「どしたん?寝やんの?」


スマホを見たまま声をかけてくる彼を無視し、彼の膝を枕にしソファに横になる。


面倒臭いことは言わない。

なので、膝くらい貸してくれ。


頭を撫でてくるので目を瞑ると、ずっと撫でてきて気持ちよくて微睡む。

この人は本当に…沼らせるのがうまい。


気が付くと毛布が掛かっていて、部屋も電気のボリュームが絞られていて少し薄暗い。

上を向くとまだスマホを弄っていた。

どのくらい経ったんだろう。


「起きたん?まだ30分くらいしか経ってへんで。」


スマホを置いて微笑みかけてくれる彼に嬉しさを覚え、好きと言って起き上がりキスをする。

寝惚けとる?と聞かれたが、彼が私だけを見てくれている嬉しさに、へにゃっと笑った。


「ははっ、寝惚けとるやん、可愛ええ。なぁなぁ、今日気持ちよかった?またあんな風にグズグズにしてええ?」


「ん、気持ちよかった…宗四郎にグズグズにされたい。」


あの激しい情事を思い出し、子宮がきゅんとした。

私も大概、性欲やばいなと自嘲した。


彼の膝の上に座って口付け舌を少し絡ませ、唇を離し唾液を垂らして彼の目を見つめると赤紫の瞳を見せてくれる。


「今されたいん?僕もう、今日はさすがに出ぇへん…。」


唾液を飲み込んだ彼は困ったように笑った。

今日は、4回も出したんだっけ…。


どうしよう…疼いて我慢出来ない。


ベビードールの下の陰部のところが縦に裂けているので、そこに指を入れて自分で弄る。


「あぁ、我慢出来んのぉ?…僕が触ったるから…ほら、手退かし?さっきみたいに気持ちようしたるから、な?」


私の手を取り割れ目に指を入れて、私の指についた愛液を舐めとった。

彼に触ってもらえることが嬉しくて笑ってしまう。

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