• テキストサイズ

あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第20章 結婚


着替えをしたり寝る準備を終えたので、彼の隣に座り私もいろいろ調べてみる。


「あんくらいあったら、君を幸せに出来るやろ?」


肩に頭を乗せて上目遣いで見てくる。


「私は宗四郎がいれば、それだけで幸せなので。」


「嬉しいこと言ってくれるや〜ん。僕もやで。」


突然彼は何かを思い出したように声を上げ、私に服を脱げと言った。

えーせっかく着たのに…。


これを着て寝ろと言われ渡されたものを見ると、アレだ。
ベビードール。

するの?と恐る恐る聞けば、するはずないやんと笑う。

それもそのはず、今日は朝も夕方もしたのだ。


「なぁなぁ……鳴海隊長にされるん、気持ちよかった?」


突然何を聞くのだ。
思い出させないでもらいたい。

服を脱ぎながら、宗四郎程じゃないと答えた。


「そやろなあ、あないなってたもんなあ。」


掘り返さないでよと額を軽く小突くと笑って、めっちゃえろかったわと私を見てくる。

やめてよと言いながらベビードールに着替えて隣に座り、スマホでアフターピルを検索し、明日発送されることになった。

家を出る前には届くだろう。


それを彼に伝えて、もう寝ようと袖を引っ張った。

もう少し調べるから寝てええでと言われる。


やっぱり、時々冷たい時がある。

自分で着替えろと言ったくせに見て来ないし、調べものをしているので仕方がないと思うが、スマホばかり見ている。

そう思う私がおかしいんだろうか。


「脱ぐよ。」


「え?……あ、めっちゃえろい!ええやん!」


胸の下で結んだリボンを解かれた。

すぐに押さえて見えないようにしたら、手が邪魔だと言われる。


しないんだからやめて欲しい。
恥ずかしい…。


押さえたままにしているとすぐに視線はスマホに移って真剣に見始めた為、私は一人で寝室に行き布団に潜る。

なんなのよもう…意味わかんない。

真ん中で大の字で寝てやる。

/ 591ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp