第20章 結婚
「はぁ、はぁ、ふぅ……中出ししてもうたけど、ええよな?朝あんなにナカに出して言うてたんやし。……美影?聞いとる?あかん…飛んでもうてる。」
鳴海隊長にティッシュをもらい、ナカから精液を掻き出して包み、彼女の愛液で濡れた身体や床を拭いていく。
「おい、ボクはそこまでしてないぞ。やりすぎだ。確かに終わった後寝てしまったけど…。」
「あんま寝てへんかったんで、眠なってしもたんでしょう。」
自身のモノをしまい、鳴海隊長から彼女の服を受け取って、彼女の下に敷いていたジャージで身体を拭いて着させた。
何故服を持っていっていたのか聞くと、汚してしまったからだと言った。
一旦僕の家に帰って美影が起きてから、実家に行くか考えないといけない。
鳴海隊長に手伝ってもらい彼女を背負って基地を出て、タクシーを呼んだ。
なんとか家まで来てベッドに寝かせる。
服を全て脱ぎ、外行きの服に着替えておく。
寝室に戻って彼女を起こさないようにゆっくりベッドの上に乗り、頭を撫でて額に口付けた。
「あんな抱き方してもうてごめんな。」
彼女の身体に触れられたことにイラついて、犯すように抱いてしまった。
でも…やばかったなぁ、たまにはあんな抱き方してもええやろ。めっちゃ興奮すんねんもん。
ベッドに座ったままスマホを弄り彼女が起きるのを待つ。
少しの間そうやってスマホを弄っていると、宗四郎?と僕を呼ぶ声が聞こえたので振り返ると、締まりのない顔で笑っていた。