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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第20章 結婚


彼は2人が脱ぎ捨てた服を持って脱衣所に来た。

私の下着をネットに入れて洗濯機に放り込む。


出来た溝はもう埋まることはないのかな…?


洗濯をする彼を一瞥して浴室に入った。


シャワーを浴びながらナカから掻き出そうとしていると、宗四郎も中に入ってきた。


「あっ!?ちょ、んっ…やめっ、あ…。」


私の指が入っているのに指を入れてきたので驚いて指を引き抜くと、掻き出しながらお尻を突き出させ、いいところを撫でてくる。

やだやめてと言いながら膝をガクガクと震わせた。


「まだイき足りんのやろ?あんなイっとったのに…。」


違う…充分イったし、イきたいんじゃない。

宗四郎と繋がっていたいの…。


「もういい!!もういいからっ!……指じゃやなの…。」


下唇を噛んで頭からシャワーを浴びた。


泣いとる?と聞かれたが泣いてないと言って、目から溢れるものをシャワーに溶かした。


ゆっくりと引き抜かれた指はそのまま自身の髪を撫でる。

彼にシャワーがあたるようにしながらシャンプーをしていく。


全て洗い終わりシャワーを譲ろうとしなが、なかなか涙が止まらずに焦った。

とりあえず濡れているから大丈夫だろうと思い浴室を出て拭いていく。


髪を乾かしていると彼が上がってきたので、すぐにタオルで涙を拭き、風をあてながら乾かす。


顔を見られないように準備をして、まだ時間があるのでご飯を作るという彼に甘えて、ソファでスマホを弄っていた。


出来たでーという声を聞いてテーブルがあるところに行くと、ベーコンエッグトーストが置かれていたのでお礼を言って食べる。


「なぁ、コーヒー飲む?他のがええ?」


コーヒーと呟けばすぐに淹れて私の前に置いてくれた。


優しいのは優しい。
けど、どことなく感じる距離はなに?


ご飯を食べ終わってもまだ時間があったので、婚姻届に名前を書いてから、隣でスマホを弄る彼を一瞥して私もスマホを弄る。

慣れるとこんなもんよね。
ラブラブなのは付き合いたてだけ。

すぐに考えてしまうので、適当に漫画アプリを開いて漫画を読むことにした。

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