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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第4章 夜明けの相模原掃討作戦


副隊長と別れて日比野先輩とスーツに着替えに戻る。
そして、スーツに着替えると同期のみんなと副隊長で同じ車両に乗り込んだ。


私たち新人はこれが初任務だ。
緊張で身体が強ばる。


「三浦、僕から離れたらあかんでー。隊長から言われたやろ。」


「了!」


常に行動を共にするよう言われている。

間の抜けたような喋り方で私の身体の強ばりは少し解れた。


すると隣にいるキコルちゃんが叫び始める。
日比野先輩の方を見ているので私もそっちに目線を向けると、ハムスターみたいに頬を膨らませていた。

うっぷと嘔吐いていたので、必死にやめるよう声をかけた。


「ダメです、先輩!!我慢してください!」


どうやら緊張して食べ過ぎたらしい。
緊張で食べ過ぎるってどういうこと…。

みんなも騒ぎ始めた。

きっとこんな騒がしいのは私たちの車両だけだろう…。


「普通は食えへんようなんねーーん!」


副隊長の声が木霊した。

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