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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第18章 須臾


ご飯を食べようと袋からサンドイッチとおにぎりを出して渡し、私はサンドイッチを食べる。

水でよかった?と聞いてペットボトルを渡して、私も少し飲んでからサンドイッチを開けた。


「僕のも買ってくれたん?ありがとう〜。」


グリグリと頭と肩を擦り寄せてきたので、少し離れるとごめんと言って椅子を引っ張られた。

キャスターがついているわけでもないのに、そんな軽々と引っ張らないで欲しい…。

床にも傷が付いてしまう。


食べ終わるとこっち来てやと持ち上げられて膝の上に乗せられる。

足がつかなくて落ち着かない。


胸に顔を擦り寄せてくるので、顎を頭の上に置きグリグリ押し付けると痛いと言って笑った。


これでもかという程甘えられて時間になったので部屋を出て演習場に向かう。


彼は日比野先輩に訓練をつける為、私は他の隊員に付き合ってもらい、刀を振ったり銃を撃ったりした。


そろそろ昼休憩かなと思い彼の方を見ると、マットを持ってすごい威力の先輩の拳を受け止めていた。

先輩が笑顔で何かを言うと、先輩にマットを持たせて吹っ飛ばした。

やりすぎじゃない?と苦笑いをする。


それを見ていると彼が私の方に笑顔で走り寄ってくる。


「やっと美影や〜。」


私の手を持って頬を擦り寄せてくるので手を引こうとしたが離してくれない。

汗、ついてますけど…。


飯食いに行こっと笑う彼について行った。

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