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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第18章 須臾


彼の腕の中から抜け出して、準備をする為にリビングに向かう。

彼もすぐ追いかけてきたようだ。


「なぁ!ほんまにごめんて!そないなこと言わんでや!!」


無視をしたたま髪をゴムで結んで歯磨きをし顔を洗う。

化粧水と保湿クリームは落ちてしまっただろうか。


ちょろちょろ追いかけてきて、いい加減鬱陶しい。

準備をしないと間に合わなくなるのに。


着替えて玄関に向かうと、待ってとジャージを着て追いかけてくる。

そうやって、私のことだけを見て追いかけていればいい。

他の人なんか見なければいい。


電車に揺られながら第二台場の最寄り駅について、近くのコンビニに寄った。


トイレに行くから待っててと言われる。

それも無視して軽食や飲み物を買ってコンビニを出た。


お腹でも痛いんだろうか、まだ出てこない。

少しコンビニの前で待っていると、慌てて私のとこまで来る。


顔でも洗ったんだろうか、先程よりすっきりしている。

前髪が少し濡れていて頬に水滴がついていたので、それを袖で拭ってあげて演習場に向かった。

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