第17章 宗四郎
ベッドに仰向けで私を寝かせると、そのままグッと奥を突いてくる。
「やっばい…ほんまに気持ちええ……君、最高や。」
吐息を漏らしながら、ギラついた瞳で私を見てくる。
それに反応して、私のナカが締まった。
声を漏らしながら顔を快感に歪ませて、イってまいそと呟く。
「ほな、動くで。」
先まで引き抜くと一気に奥まで突かれる。
それを何度か繰り返すと先をいいとこに押しあて、激しく腰を振り出し、呆気なく達してしまった。
腰を震わせると抽挿を止めてくれる。
「これ以上虐めたら、嫌われてまう…。」
「虐められるのは嫌だけど、嫌いになんてならないよ…好き。」
僕もと抱きしてめくれた。
腰の震えが収まるとまた激しく抽挿を繰り返し、ぱちゅぱちゅと肌がぶつかる音なのか、愛液の音なのかわからないが、そんな音をたてながら愛を紡がれる。
「あ、あっ…好きや、愛しとるっ!うっ、くっ…あかんっ、気持ちよすぎて、声、抑えられへんっ!あっ、うっ…はあっ、あっ、好きや、美影っ…!」
「あんっ!あっ…もっと、わたしで、っ、きもちよくなってっ!んっ、あっ…あん…あっ!」
どちらの喘ぎ声なのかもわからなくなる程、気持ちよくてお互い声を出してしまう。
激しすぎる…。
頭が真っ白になって何度もイってしまう。
宗四郎が好き、それ以外なにも考えられない。考える必要もない。
ただ、あなたを感じていたい。
肌がぶつかり合う音も卑猥な水音も、ベッドのスプリングが軋む音も、お互いの喘ぎ声も…何もかもが、私の鼓膜を震わせ脳に響き痺れさせる。
生理的に流れた涙で視界を歪ませながら、私の上で揺れながら髪を乱れさせ、汗が滲んで快感に歪む顔を見上げた。
「あ、あ…すき、そっ、しろっ…すきっ!あん、あっ…すきすきっ!」
「か、わいすぎるっちゅうねんっ!ほんまっ!…ぅあっ!あかんっ!はあっ、あっ、んぅ……んっ、はぁ、はぁ…イってもうた…。」
すぐに引き抜いて私のお腹にドロっとした温かいものを吐き出した。
そのまま私の陰部の上に陰茎を置いて、お互い荒い息をしながら呼吸を整える。
落ち着いたのか彼は立ち上がってティッシュを持って、私のお腹にかけたものを拭いた。