第17章 宗四郎
「なぁ、もっかいしてもええ?今度はちゃんとゴムつけるから。」
また上を向いた自身を見て彼女の顔を見た。
ちょっと待ってと言いながら、涙や唾液、汗でぐちゃぐちゃになった顔で微笑む。
めっちゃえろいわ…。
ティッシュでその顔を拭いてあげる。
「無理させてもうた?しやん方がええ?」
未だに空を眺める目を見て、やりすぎてもうたと反省した。
出来るよと笑う彼女を見て、愛しさが込み上げる。
絶対に離したない。
「ん、もうちょい待っとる。」
頭にキスをして優しく撫でてやるとふにゃと笑うので、捩じ込みたくなった。
彼女の足を伸ばして股関節を撫でながら、しんどない?と聞くと、大丈夫と笑う。
さっきから笑ってばっかやな、ほんまに大丈夫なんか?
彼女を労わってやりたい気持ちもあるが、欲の方が勝ってしまう。
いいよと言う彼女を横向きにさせ、ゴムをつけた陰茎を後ろから挿入した。
下から胸を持ち上げるように優しく揉み、人差し指で乳首を刺激する。
可愛い声が聞こえてきて、ナカにある自身がまた大きくなった気がした。
その声をもっと聞きたくて、グッグッと奥を突き上げるように腰を動かすと、可愛い声が大きくなる。
「声、可愛ええ。その声だけでイってまいそうや。」
「んっ、あ…宗四郎の声も、んっ、聞くだけで、イっちゃいそっ…あっ…。」
「ほんまに?僕の声好きなんか?喘ぎ声やのうても?ほんなら…もっと聞かせたる。」
耳元で囁けば、キュッとナカが締まって僕を締めつけてくる。