• テキストサイズ

あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第3章 辛苦


どうしたんだろう…副隊長がこんなことをするなんて…。


私の肩に乗っかった頭を撫でながら、それに顔を擦り寄せた。


「す……すっぽん。」


「は?なに言うとんのや?」


好きと言いかけて慌てて訂正した。
もう抑えられなくなってきてる。

これ以上副隊長に甘えていたら、全部言ってしまいそう…。


突拍子もない私の言葉に驚き顔上げた彼は、呆れたように笑った。


「アホやろ、ほんま。すっぽんって…なんやねん。アハハハハ!」


堪えきれずに大笑い。
八重歯を見せて大口で笑う彼を見て、つられて笑ってしまう。


一頻り笑った後彼はほんまに話があんねんと真面目な顔になった。

どうやら、解放戦力3%(今は7%だが)の私が余獣を簡単に斬ってしまうので、適正審査をしなければならないようだ。
刀剣の解放戦力を測定しなければいけないらしい。


もし刀剣の解放戦力も低ければと思い、結果を知るのが怖くて断ってしまった。
本来断れることではないと思うが、あとで直接私が亜白隊長に話すことで納得してもらえた。

どうせ近い内に隊長のとこに行こうと思っていたのだ。
丁度いい機会だ、明日行こう。

/ 520ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp