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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第15章 不信


寝てもすぐに目が覚めてしまい眠るのを諦め、まだ起きているだろうという期待を込め、通信機で保科隊長に連絡を取る。

すぐに返事があったので、一日出掛けたいと言えば、すぐに許可を出してくれた。


時間を置こうと思ったが、遠距離でこのままではダメだと思い、少しでも話せるのなら会いに行こうと思う。


シャワーを浴びてから私服に着替えて、鞄を持ってすぐに部屋を飛び出した。

駅につき、新幹線の自由席に乗り込む。


座席に座りながら、自分の行動力に笑えてきた。

大好きな人とずっと仲良くしていたいから…。


つくのはお昼過ぎか…なにしてよう…。


東京駅について、そのまま立川に向かった。


ご飯を食べてから、することがなくてぷらぷらと歩いていると中之島小隊長に会い、彼女も非番だと言うので少し話をしながら、基地に行こうと誘われる。

基地につくと、途端に緊張してくる。


宗四郎さんは訓練中だろうということで、先に隊長室に向かう。

勤務中に邪魔してしまうな…。


亜白隊長に挨拶をすると、すぐに彼に会いに行ってもいいと言う。そして、一緒に訓練をしたらどうかと…。

いや、さすがに邪魔になるだろう。
まだ私は彼の動きについていけない。


オペレーションルームに行ってもいいか聞くと、許可してくれたので、すぐに向かう。


オペレーションルームに入って小此木さんに挨拶をすると、すごく驚かれた。

すぐに宗四郎さんに伝えようとするので慌てて止めた。


少し話しながら、大画面に移された訓練中の彼を見る。


「副隊長、夜中からすごい機嫌悪いのよ。でももう、よくなるかな。三浦隊員が来たし…。」


小此木さんにすぐに謝った。
きっと私のせいだろう。


どのくらいか彼の様子を眺めていると、そろそろ休憩だから行ってはどうかと小此木さんに言われた為、オペレーションルームを出て訓練室に向かう。

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