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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第15章 不信


なんで聞こえてんねんとボソボソと文句が聞こえる。

兄貴にも聞こえてるのかと聞かれた為、保科隊長が聞こえてると答えた。


撮った写真を消せと保科隊長に怒っている。


私が宗四郎さんと呼ぶとなんやと、ちょっと不機嫌な彼が答える。


「アフターピル飲んだの言ってなかったなあと思って…。」


「……はあ?!なんでや!なんで飲んだ?僕欲しい言うたやん。なんでそないな勝手なことするん、なんで僕の言うこと聞けへんの。」


勝手なことって…先に勝手なことしたのはそっちでしょ。
ナカに出したの、許してないんだからね。

なんでもかんでも、彼の言う通りにしなきゃいけないの?
そんなのおかしいじゃん。


なんか最近、宗四郎さんの束縛?支配欲?がすごくてついていけない。


「あー!もういい!またね!」


イラついて一方的に通話終了ボタンをタップした。


保科隊長に怒ってるんと聞かれたのでそうですねと答えると、嫌いにならんであげてなと言われてしまった。

別に嫌いになることはないけど、直接ゆっくり話さなきゃいけない問題なんだろうなとは思う。


その後もしつこく電話がかかってくるので、スマホの電源を落とした。

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