• テキストサイズ

あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第15章 不信


医療棟行こか?と保科隊長に言われたので、後をついていった。


医療班の人にアフターピルが欲しいと話せば、すぐに説明をしてくれて、2種類あるがどちらがいいか聞かれた為、性行為後72時間以内に服用のものを選んだ。


紙コップに水まで入れて渡してくれたので、その場で飲んだ。


医療班の人がまさか保科隊長…と疑いの目を向けたので、慌てて否定する。


「俺やないけど、ほぼ俺やな。」


どういうことだ。

保科隊長!と少し大きめの声で名前を呼び見ると笑いながら、俺の弟やと言う。

どうしてそんなに弟だということを言ってしまうのだろう。


医療棟から出て廊下を歩きながら、保科隊長にどうして弟だと言うのか聞いてみた。


「言うたやろ?美影ちゃんに手ぇ出されたら困るねんて。宗四郎が怒って、仕事放て飛んできてまうかも…。」


なるほど…だが、そう簡単に手出す人なんているだろうか。


午前休はなかったことにしてもらい、お互い自分の部屋に戻った。

/ 591ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp